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2021.02.04

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ロビー展示シリーズ第46弾 親子の繋がりは”密”に 重厚な味わい「アツムイ窯」親子展

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ロビー展示シリーズ第46弾は地元陶芸家によるその名も「アツムイ窯」の展示です。
松本市より25Kmほど北に位置する信州の池田町に穴窯を構える、森岡光男さん、森岡宗彦さんの親子陶芸家の作品をホテルロビーに集め、今回特別に「親子展」という形で実現したものです。

​森岡光男さんが命名された「アツムイ窯」の由来はアイヌ語で、アツは「海」または「湖」、ムイは「静かな」を意味するそうです。

「うわぐすり」とも呼ばれる釉薬 (ゆうやく) を使用しないことから、素地は土そのものの特長を生かした素朴で味わい深い出来上がりとなります。乾燥させた素地に釉薬をかけずに高温(1100℃~1300℃)で焼成する「焼締」という技法により生み出される重厚感のある陶器は、静かな緊張感と美しく雅なシルエットでロビーに厳かな雰囲気を作り出しているかのようです。

近くは松本や安曇野、遠方では岡山の土を使い、1週間以上の時間を掛けて穴窯の炎で焼締められた陶器は、窯の温度と薪や藁の灰のかかり具合で色も変わり、色鮮やかなお料理をより引き立てるような自然由来の色を楽しめます。
 

ぬくもりが感じられる土の質感と色合いは、使えば使うほど日々の穏やかな時間に溶けあうように調和しそうです。
初めてご覧になった方も、その瞬間から手にしっくり馴染むような厚みと緩やかな曲線に、どこかほっこりするような気持ちを覚えるのではないでしょうか。

是非、その迫力ある土の風合いと安らぎを感じる雰囲気の作品を間近にご覧になってみませんか。
 

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