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2021.09.19

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学びの秋・美食の秋「楽しく本格中国茶講座 茶愉会(ちゃゆかい)」開催!

 
   

いつもホテルブエナビスタのスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。

秋晴れに恵まれた三連休の中日・9月19日、学びの秋・美食の秋にふさわしい「楽しく本格中国茶講座 茶愉会(ちゃゆかい)」が中国レストラン 聖紫花にて開催されました。

おかげをもちましてご予約で満席となりましたこの茶愉会も、参加者の皆様に新型コロナウイルス感染拡大防止対策へのご協力をいただき、予定通り​イベントを開催することができました。

講師には高級茶藝師の藤村とも恵さんをお迎えして、中国茶の知識・美味しい召し上がり方などを詳しくご説明いただきます。

「中国茶はもともと薬用として5000年程前から中国で使用されていました。その後に食用として使用されるようになり、今日のような飲用へと変わってきました。日本にお茶が伝来したのは805年(平安時代)で、最澄が茶の種を持ち帰り比叡山麓に植えたのが始まりです。」



食前のお茶は[ジャスミン茶:茉莉花茶]と[烏龍茶:安溪黄金桂]です。

「烏龍茶は私達日本人にも馴染みのある中国茶の一つではありますが、実は大変種類の多い中国茶であることはあまり知られていません。産地・品種により味が変わり、3~4煎目が美味しいといわれています。また、胃の動きが活発になるすっきりしたお茶ですので食前茶としても向いています。」

藤村さんの説明に、参加された皆様は色・香り・味をじっくり観察しながら中国茶をお召し上がりになります。

次に中国茶の美味しさをより引き立てる、この講座用の特別メニューをお楽しみいただきながら、2種類のお茶[白茶:老寿眉]と[黒茶:雲南プーアル茶]を飲み比べます。

【特別メニュー】
・3種前菜盛合せ
・8種点心盛合せ
・大海老の唐揚げオーロラソース和え
・サーモンと搾菜入りチャーハン
・3種デザート盛合せ

「中国茶は春と秋に新茶が採れます。しかし『新茶が美味しい』とは中国茶の場合言えないこともあります。発酵茶なので焙煎後3カ月程度寝かせたものが美味しく召し上がっていただけるといわれています。」

デザートと一緒に召し上がる最後の中国茶は[鳳凰単叢(杏仁香)]です。

一口召し上がったお客様から「あ、香りが!」との声が上がります。

「単叢(タンソウ)の中国茶は茶樹が持つ香りにより、フルーティであったりフローラルな香りがします。焙煎師の技術によりその純度が変わってきます。今日はデザートに杏仁豆腐があるので、香りの系統が同じであるかどうか皆さまご自身でお確かめいただければと思います…。」

こうして終始和やかな雰囲気の中、愉快な「楽しく本格中国茶講座 茶愉会(ちゃゆかい)」もいよいよ終了のお時間。

ランチコースとともに中国茶を味わいつつ、中国茶の歴史・淹れ方・中国の地方ごとのお茶の種類や味わい・今どきの中国茶の傾向・ご自宅での楽しみ方などたくさんの事を、五感をフルに使いながら学ばせていただきました。

「今日初めて出会う味や香りがあった方もいらっしゃる思いますが、この中国茶講座が皆様の人生が豊かになる一つのきっかけになれば嬉しく思います。」と優しい笑顔で締める講師の藤村さん。

これから秋がより深まってまいります。
皆さまはどんな秋をお過ごしになりますか。

「秋深き隣は何をする人ぞ」

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