2021.11.10
スタッフブログ
【ホテルブエナビスタ10人のシェフによる“情熱とこだわり”の料理教室】第7回 「美しい盛付けと 器の愉しみ方」
いつもホテルブエナビスタのスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
寒さが日一日と深まり菊薫る晴天の11月10日、ホテル最上階ソルプレーサにて第7回「ホテルブエナビスタ10人のシェフによる“情熱とこだわり”の料理教室」が開催されまました。
テーマは【和食】金井料理長による「美しい盛付けと 器の愉しみ方」。
今回もおかげさまで多くの方々にご参加いただき予定通りイベントを開催することができました。
また今回は初めての試みとしまして、シェフをはじめ調理スタッフが実際に仕事を行っている全面ガラス張りのソルプレーサ厨房が料理教室の開催場所になります！
ガラスで素通しのキッチンからは松本平の美しい眺望が目に飛び込んできますが、料理教室が始まるやいなやその眺望に負けない金井料理長の世界に皆さまが引き込まれていきます。
「和食の盛り方は基本的に3点盛り三角形が基本です。
私が若い頃には最初から魚を扱うことは許されなかったので、毎日お新香の3点盛りを盛る修行を行いました。
器の正面を決め、中心よりやや上の位置が高くなるようにバランスを整えて盛り付けます。
この基本さえ覚えてしまえば、色や形、サイズの違う器であっても大丈夫です！」
体験メニューのお題は「お刺身の美しい盛り付け方」です。
今回はたくさん並んだ器の中から参加された皆様のお好みの器を直感で選んでいただくところから始まります。
「家庭用は通常は両刃だと思いますが私たち調理人が使う包丁は片刃です。
そして包丁には陰と陽があり、調理人は陰の刃と陽の刃を使い分けて調理をしています。」
さらに
「信州サーモンは皮目を下にして向こう側が高くなるようにまな板の上に置いてください。
左端の根元から包丁を入れ、切っ先まで引きながら切ると見た目や歯ざわり、舌触りが良くなります。
私たちが普段使う包丁は30センチメートルほどありますがご家庭で使う包丁の場合、
一回で引ききれなかったら足して切っても大丈夫です。
ただ刃をノコギリのように戻さないようにしてください。」
とご家庭向けの注意点を。
「皆さんが選んでいただいた器にこれから盛り付けをしていきます。例えば丸い器を選んだ方はその器の中に四角を描いてその中にさらに小さな円を描いてください。そしてその円の中に収めるとかっこよく仕上がります。洋風のお皿であっても基本は同じです。大胆にちらして盛るのも面白いですね。」
金井料理長の説明を聞きながら、皆様がご自身で選んだ器に合わせて楽しみながら、奥が1番高くなるようにお刺身を盛り付けていきます。
料理教室ではご参加いただいた皆様がレッスンの中で挑戦したお料理を含むミニ会席をお楽しみいただきます。
本日のメニュー
・主菜 ①
豚角煮
髪文字葱 辛子 小松菜
・主菜 ②
鮪中トロ 鯛松皮造り 信州サーモン
妻物一式 土佐醤油
・小鉢
茸と菊花のおろし和え
いくら 土佐酢
・食事
白米
なめ茸
香の物 沢庵 かつお梅
・汁物
きのこ汁
・甘味
熟柿羹
お薄
どのお刺身も器の形を生かし、個性が光る美しい盛り付けに仕上がりました。
ミニコースが始まるまでの時間、参加者様同士がお互いの盛り付けを見たり写真を撮ったりしながら楽しく過ごしていらっしいました。
明るい雰囲気の中、笑顔で終始した金井料理長の料理教室。
参加されたお客様からは
「眺めているだけの料理教室だと思っていたので自分で選べて盛り付けられてとても楽しかったです。
「器のサイズとお刺身の盛る量を、盛り付ける前にイメージしておけばよかったなと思いました。」
「毎回親子の思い出作りの一つとして楽しく参加しています。」
「料理教室の中でふと料理長がおっしゃること。そういった事は料理本には書いていないので毎回それを楽しみに来ているといっても過言ではありません。」
「見ているときは簡単に出来そうだと思ったのですが、実際自分がやるとなるととても難しかったです。」
…などたくさんの嬉しいコメントいただきました。
5月から全10回開催予定の「ホテルブエナビスタ10人のシェフによる“情熱とこだわり”の料理教室」はご家庭でも揃えやすい食材で、今日から活かせるプロのちょっとした工夫やポイントが満載です。
第8回は1月12日（水）【スイーツ】金子シェフによる「ご家庭でも作れるペストリーシェフのミルクレープを開催予定です。
参加申込み受付中ですので、ご興味のある方はぜひお申し込みいただけましたら幸いです。
ご予約・お問合せ
0263-37-0888
（宴会予約直通 10:00～19:00）
また「身近な食材をお手軽に！男の料理教室」
第2回【中国料理】上野料理長 2021年11月17日（水） も開催予定です。
こちらもまだ参加申込み受付中ですので、ご興味のある方はぜひお申し込みいただけましたら幸いです。
ご予約・お問合せ
0263-37-0888
（宴会予約直通 10:00～19:00）
金井料理長の盛り付けたお刺身
〈妻物の召し上がり方〉
花穂…茎を箸で持ち、醤油の中に落とす
山葵…切り身の上にちょんとのせて
紅蓼…お好みで醤油に入れて
