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2023.10.23

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【ホテルブエナビスタ8人のシェフによる“情熱とこだわり”の料理教室2023】第4回 『豚肉のステーキに玉葱の旨味たっぷり シャリアピンソースを合せて』

 

いつもホテルブエナビスタのスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
 
信州の山々が秋色に染まり、紅葉が錦のように色鮮やかな頃となった10月中旬
第4回 「ホテルブエナビスタ8人のシェフによる“情熱とこだわり”の料理教室2023」が開催されました。
 
今回のテーマは【洋食】
古幡シェフによる『豚肉のステーキに玉葱の旨味たっぷり シャリアピンソースを合せて』
 
今回の料理教室の会場は、自然光が差し込む明るく開放的なカフェ&ダイニング ラ・カフェテラサです。

古幡シェフの自己紹介に続けてシャリアピンソースの誕生秘話から料理教室が始まります

(古幡)
「ステーキやハンバーグなどのお肉料理にかけるソースとして有名なシャリアピンソースですが、実は日本のある有名ホテルが発祥のソースです。

1936年に来日したオペラ歌手のフョードル・シャリアピンは、歯の調子が悪く、硬いお肉を食べることができず、その事をホテルに伝えました。
それを聞いたレストラン料理長がお肉を柔らかくするために、工夫を凝らしタンパク質分解酵素をたくさん含んでいる玉ねぎのみじん切りにお肉を漬けて柔らかくしました。

他にもお肉を叩いて薄くするなどして、歯の調子が悪いフョードル・シャリアピンでも食べられる柔らかいお肉に仕上げたと言われています。
そしてこの時にできたソースがシャリアピンソースです。
シャリアピンソースの名前はこのオペラ歌手のフョードル・シャリアピンから付けられました。」
 

今回の料理教室では調理工程ごとに古幡シェフの実演をご覧いただき、皆さまにその場で実践をしていただきます。
  
まずは玉ねぎのみじん切りを、フライパンで飴色になるまで炒めます。
 じっくりと弱火で炒めながら、塩を振り入れるのが調理のポイント。

これは玉ねぎに塩味を付けるためではなく、塩の浸透圧を利用することで玉ねぎの水分だけを早く外に出し、旨味を引き出すためです。

(古幡)
「ご家庭で野菜炒めをする時などにも、少し塩を振り入れることで食材に味が入りやすくなるので、ぜひ試してみてください。
また弱火でじっくり炒めることで、旨味が徐々に出てきます。強火で一気に炒めると、旨味が出る前に野菜が焦げてしまい苦味が出てしまいますので、少し手間かもしれませんが洋食を作られる際には時間をかけてじっくり炒めてくださいね。」
 

古幡シェフの実演の後
古幡シェフの実演の後
皆さんもすぐに実践です
皆さんもすぐに実践です

玉ねぎが飴色になるまで炒めたら、醤油・みりん・チキンブイヨンを入れて、水分が無くなるまで煮詰めます。

会場には美味しそうな香りが広がりはじめます。

「飴色になるまで炒めた玉ねぎは、カレーに入れたりオニオンスープの材料にしても美味しいです。さまざまな料理に万能に使えますので、ご家庭で時間のある時にたくさん作って冷凍しておくと、便利だと思います。」古幡シェフから今後にも役立つ様々なアドバイスが伝えられます。

チキンブイヨンの旨味も玉ねぎに閉じ込めます
チキンブイヨンの旨味も玉ねぎに閉じ込めます
シェフの炒めた玉ねぎの仕上がりを目安に皆さんも炒め
シェフの炒めた玉ねぎの仕上がりを目安に皆さんも炒め
煮詰まらないようにフライパンから取り出しておきます
煮詰まらないようにフライパンから取り出しておきます

次にお肉に塩・胡椒を振り、下味を付けて両面を焼き上げていきます。
 
(古幡)
「塩と胡椒で下味を付けることでお肉とソースが絡みやすくなり、一体感が生れます。お魚を焼く時などもひと手間ですが美味しく仕上げるためにも下味を付けてください。」

「お肉を焼く際、鶏肉は皮目から焼いていきますが、豚肉や牛肉などステーキ状になっているお肉は表面から焼いていきます。
きれいに焼きあがったステーキは食事の際に、見た目からも美味しさが伝わります。」

お肉を焼き
お肉を焼き
アルミホイルを被せて余熱を利用し火を入れます
アルミホイルを被せて余熱を利用し火を入れます

余熱を利用することでお肉から余分な水分が出ず、しっとりと仕上がります。

いよいよ冒頭で説明のあった仕上げのシャリアピンソース作りです。

先程までお肉を焼いていたフライパンにはお肉の旨味が残っているので、洗わずにキッチンペーパーで汚れを拭き取ります。

フライパンは洗わずに汚れをふき取り使用します

フライパンの中にニンニクのみじん切りを入れ、弱火で炒めて香りを出します。

皆さんから「あぁ良い香り」と声が漏れるほど、ニンニクの香りが会場に一気に広がります
皆さんから「あぁ良い香り」と声が漏れるほど、ニンニクの香りが会場に一気に広がります
次にすりおろした玉ねぎを入れ辛味成分と水分を飛ばしたら
次にすりおろした玉ねぎを入れ辛味成分と水分を飛ばしたら

先程作った飴色玉ねぎを入れてしっかり混ぜ合わせたら味見をします 「美味しい!」と大絶賛

出来上がったソースをお肉の焼き目が隠れないように乗せ
出来上がったソースをお肉の焼き目が隠れないように乗せ
ナイフで格子模様を作り
ナイフで格子模様を作り
見た目を整えたら完成!
見た目を整えたら完成!

料理教室ではご参加いただいた皆さんがレッスンの中で挑戦したメニューを含むミニコースをお楽しみいただきます。
 
【本日のメニュー】
~ オードブル ~
彩野菜とスズキのタルタル 赤玉ねぎのドレッシング

~ スープ ~
ゴボウのヴルーテ

~ メイン ~
豚ロースステーキ シャリアピンソース

~ デザート ~
マロンのガトー

~ パン ~
米粉・ソフトフランス

彩野菜とスズキのタルタル 赤玉ねぎのドレッシング
彩野菜とスズキのタルタル 赤玉ねぎのドレッシング
豚ロースステーキ シャリアピンソース
豚ロースステーキ シャリアピンソース
ゴボウのヴルーテ
ゴボウのヴルーテ
米粉・ソフトフランス
米粉・ソフトフランス
マロンのガトー
マロンのガトー

参加された皆さんからは
「以前から料理教室は気になっていたのですが、今回初めて参加しました。すごく丁寧に教えていただき、今回参加できて大満足です!次回も参加します!」
「初めて参加しましたが、車で1時間以上かけて来た甲斐がありました。シェフの手元が間近で見られて質問にも親切に答えていただき、参加できて良かったです!」
「シェフに教わりつつ、自分で調理したお料理をコースのメインとしていただけて、とても美味しかったです。」

…など、たくさんの嬉しいコメントをいただきました。

全8回+スペシャル1回 開催予定の「ホテルブエナビスタ8人のシェフによる“情熱とこだわり”の料理教室2023」はご家庭でも揃えやすい食材で、今日から活かせるプロのちょっとした工夫やポイントが満載です。
 
次回 第5回目は11月15日(水)
【中国料理】近藤料理長による『点心の逸品 豚スペアリブの黒豆味噌風味蒸し』を開催予定。
 
参加申込み受付中ですので、ご興味のある方はぜひお申し込みいただけましたら幸いです

​ご予約・お問合せ
0263-37-0888
​(宴会予約直通 10:00~19:00)

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